
ツツジです。
今回の記事で学べる内容はこちらとなります。
- 経済界のTOPの方々の考えを深読みすることが出来ます
- 今後どのようにして生きていくかを考える切っ掛けを作れます
では、どうぞ~。

先日、日本を代表する超大手企業「トヨタ」の豊田章男社長がこんな発言をしました。
豊田氏「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」
→ツツジ意訳:時代の流れとして、終身雇用はもう守れない。
豊田氏「雇用を続けている企業にインセンティブがあまりない」
→ツツジ意訳:定年まで社員を抱える事は生産性が低く意味がない。
そして、中途社員や派遣社員が増えている現状については、
豊田氏「やりがいのある仕事に就けるチャンスは広がっている」
→ツツジ意訳:やりたい事をやれば良い。職業選択の自由はあなた自身のモノだ。
と、ちょっとキツい意訳ですが、大体こんな感じですね。
なお、これと似たような事を2019年4月19日に経団連の中西会長も言ってましたね。
「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、そういうことだというふうに(大学側と)お互いに理解が進んでいるので」
つまり、
「人生100年時代に、一生一つの会社で働き続けるという考えから企業も学生も変わってきている」
という認識を日本経済界のトップも持っていると公言した訳ですね。
これは非常に大きな社会の転換を意味しています。
「トヨタ」という日本を最も引っ張っている企業が、
「終身雇用はもう無理!崩壊するよ!だから今後は中途社員はモチロン、派遣社員だって普通にクビにするし、意欲のなかったり生産性の低い正社員だって会社の利益のために積極的にクビにするからね!」
と言ってきたという事なんですから。
日本のトップ企業がそういった旗振りをするということは、日本企業全体および日本経済にもその余波が間違いなく広がります。
トヨタの従業員だけでも数万人、関連企業も合わせたら数十万人も関係しているわけですから、当然です。
モチロン、この影響はすぐには表面化しません。
ですが、ジワジワと時間経過とともにその波紋は広がり、浸透していくと思います。
そして、浸透しきった時。
今まで他人事だと思っていた“終身雇用神話の崩壊”が牙を剥いてあなた自身に襲いかかってくるのです・・・。
今後の日本企業の動き
令和という年号が変わった節目の年の初月から核弾頭をぶっ放してきたトヨタですが、正直に言うと、
「やーっと認めたか。おっそいよ」
と言うのが私の意見。
・人口の減少による将来的な労働人口の減少
・団塊の世代の超高齢化
・伸び悩む経済成長率
・AIやロボット化といった、人の手を介さない労働力
こういった多くの材料を元に考えると、
企業が終身雇用という『神話』を維持するメリットはもう既に皆無なのです。
考えてもみてください。
そもそも会社・企業というものは本質的に「利益」を追求するものであって、そこで働く社員は極端な言い方をすれば「単なる労働力」なのです。
では、なぜ利益を追求するのか?
簡単ですよね。
利益を出して、
「その企業に出資している株主に配当を配る必要があるから」
です。
それが最優先事項。
社員よりも間違いなく発言力のある株主の方が優先されます。
これは疑いようのない事実です。
そして、
「配当後の残った利益を役員や取締役が“うまい具合に”配分したり、内部留保(何かあった時の会社の貯金)に回す」
という訳ですね。
それが会社という組織の資金の回し方なのです。
この動きがより顕著に、あからさまに、分かりやすくなっていくのが今後の企業の姿となっていくでしょう。
サラリーマンはどう生きていくべきか
では、このような社会の中で、会社に依存するサラリーマンの方々はどのように生きていけば良いか?
この話は以前の↓の記事を参考にしていただくと分かりやすいです。
簡単にまとめるとこんな感じですね。
・いち早く「価値を消費する側」から「価値を作り出す側」に回ることで、このような資本主義社会を生き抜くことが出来ます。
・私がずーっと言い続けている『ネットビジネス』は数少ない貧富の差を超えられるチャンスがあるビジネスモデルであり、特にオススメです。
・限りある時間を有効に使い、あなた自身が一歩ずつ成長し、価値を提供できる側になれるよう、「未来に繋がる行動」を取っていくこと。
こういった「価値を作り出す側」になると、
「何者にも依存しない個人で稼げるチカラを身に付けることが出来る」のです。
こういった生き方を「フリーエージェント」と言います。
この「フリーエージェント」と言う言葉は、10年以上も前にアメリカの作家、ダニエル・ピンク氏が提唱していた新しい働き方です。
フリーランスと似ていますが、意味合いがちょっと違います。
超簡単にご説明しましょう。
フリーランス(自営業タイプ)は、「自分がいないと仕事が回らない状態になる」こと。
フリーエージェントとは、「仕事が仕組み化されていて、自分がいなくても仕事が回るような状態になる」こと。
しかも、そのような経営者(ビジネスオーナータイプ)でありながらも、それを「個人単位で行なっているスタイル」を言います。
事実、アメリカでは2016年時点で既に労働人口の35%である約5500万人がフリーランスまたはフリーエージェントとして働いています。
この流れは加速していて、2020年にはアメリカの労働人口の半分がこの働き方にシフトしていくと予想されています。
このような状況、そして事実をあなたはどのように感じますか?
私としてはどう考えても、フリーランスではなくフリーエージェントの方が自由度が高く、自分が目指している「自分らしい生き方」が出来ると思っています。
サラリーマンなんてもっての外。
そして、事実そうなれるように日々行動しています。
日本はフリーエージェントという考え方ひとつを取ってもアメリカの10年以上後ろを走っています。
会社に依存した生き方では、この10年をひっくり返る事はまず不可能です・・・。
そもそも終身雇用という労働形態を取っている国など、日本以外に存在していないことも考えると、日本企業の競争力はあまりにも脆弱ですからね・・・。
会社にいるだけでお給料が貰えるんですもん。
頑張る必要性が求められないので、競争力なんてあるわけが無いのです。
そして、終身雇用という安定志向(思考)が生み出した、
10年以上のアメリカとの経済格差は今後さらに拡大していくでしょう・・・。
その経済格差は、富の二極化を極端に進めます。
その時になって、行動しなかった自分に後悔してももう遅いのです・・・。
だからこそ、今すぐに出来る範囲で行動をしていかねばなりません。
その一番手っ取り早くて、成果が出やすいのが、
私のブログでずっとお話ししている「ネットビジネス」であったり、「投資・資産運用」なのです。
その辺りの具体的な方法はメルマガにてお話しているので、気になる方はお気軽にご登録頂ければと思います。
まとめ
今回の記事をまとめてみましょう。
- 人生100年時代に、一生一つの会社で働き続けるという考えから企業も学生も変わってきている
- 企業が終身雇用という『神話』を維持するメリットはもう既に皆無である
- 何者にも依存しない個人で稼げるチカラを身に付けることが大切です

今回お伝えしたかったことは、
「思考停止をせずに行動していくことが未来の自分を創る」と理解していただければ問題ありません。
そのための情報を私も常に発信していきますので。
まだ時間はあります。
ですが余裕はないと思ったほうが良いです。
今日から、いや「今から」出来ることを始めていきましょう!

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
不明点や気になったことは何でもお問い合わせくださいね。
では、また次回に。
ツツジ