- バンドワゴン効果とは何かを学べます
- なぜそんなにも「バンドワゴン効果」は影響力があるのかを学べます
- バンドワゴン効果の具体的なマーケティング方法を知ることが出来ます
では、どうぞ~。

まずはじめに、1つたとえ話をしましょう。
とある居酒屋で。
Aさん「今日でBさんは退職かぁ・・・寂しくなるな」
Bさん「ホント、AさんとCさんにはお世話になりました」
Aさん「いやいや、こんな現場で戦力になってくれたんだ。こっちが感謝だよ」
Cさん「Aさん、Bさん、まだ店に着いたばっかですよ!
しんみりしないで!何飲みます?」Aさん「とりあえずビールで」
Bさん「私も」
Cさん「普段飲みませんけど、今日くらいは私もビールいきますかね。
店員さん、生3つで!」~~~~~~~~~ビール到着~~~~~~~~~
全員「「「お疲れさーん!」」」
Aさん「やっぱビールだな」
Bさん「そっすねぇ~」
Cさん「・・・(やっぱ別なのにすりゃ良かった・・・)」
Aさん「Bさんはもう転職先決まってるんだっけ?」
Bさん「ええ。おかげさまで」
Aさん「いいなぁ・・・」
Cさん「いいなぁ・・・って。Aさんは主任なんですから、
転職なんかしなくてもいいのでは?」Aさん「んなことないぞ。俺だって会社辞めたいし」
Bさん、Cさん「「えっ?!マジですか?!」」
Aさん「マジもマジ。大マジで」
Bさん「確かに、Aさんならスキルあるし・・・どこでもいけますよ。
私でも転職うまくいきましたし」Cさん「ちょっと・・・私だけ残していかないで下さいよ!
・・・ぁー、みんないなくなるなら私も会社辞めて転職しようかなぁ」
こんなよくある会話の中にも
今回お話しする「バンドワゴン効果」というものが潜んでいます。
あなたは、
「みんながやってるから、私もやってみようかな」
「雑誌で今流行ってるって言ってたし、買ってみよう」
「なんか、あの店・・・行列になってる・・・とりあえず並んでみよ」
みたいな行動をしていませんか?
このような行動を引き起こすモノ、
これを行動心理学では「バンドワゴン効果」と呼びます。
「バンドワゴンに乗る」という言葉もあり
意味としては
「時流に乗る」、「多勢に与する」、「勝ち馬に乗る」
といった表現のされ方もしますね。
いわゆる、
“数多くの人が行う事にならって、
あなた自身もその行動を思わずしてしまう事”です。
・・・意外とそういう経験、あるんじゃないでしょうか?
先ほどの居酒屋での会話の中でも見られましたよね。
・飲み物を決めるときに多数側であるビールを思わず選択してしまったり
・周りが会社を辞めていくと聞いて自分も会社を辞めようと思ったり
こういった言動、態度、考え方に影響を与えてしまうほど、
バンドワゴン効果というのは影響力が強いのです。
それこそ、人ひとりの人生を左右してしまうような
重要な判断が必要とされる時であっても、です。
「バンドワゴン効果」の影響が強い理由
では、なぜそんなにも「バンドワゴン効果」は影響力があるのか?
それは、
「バンドワゴン効果」の根底には“信頼”や“信用”、“安心”があるからです。
具体的な例を言うと、「食べログ」とかですね。
「食べログ」で紹介されたお店が最高評価である星5であった場合、
どれほどの物か食べてみたくなりますよね。
つまり、
食べログ = 信頼できる情報サイト
食べログが高評価する = 信頼できる情報サイトから高評価を受けている = 間違いなく美味しい
という図式が成り立つのです。
モノが売れるのも同じですね。
「売れている」=「多くの人が使っている」=「安心できる」=「さらに売れる」
といった感じ。
バンドワゴン効果は、こういった好循環を作り出しやすいと言う点も
評価できるところなんです。
逆にいうと、
それだけ強い力を持っているわけですから、
これをマーケティングに利用すれば、非常に高い効果(収益)を期待できる
という寸法。
マーケティングとしての活用方法
では、具体的にどのように活用すれば効率的にバンドワゴン効果を発揮できるのか?
分かりやすい例をいくつか挙げて簡単に説明していきましょう。
・会員数が全国10万人を達成!
→会員数が多いという安心感を前面に出していますね。
・あの有名芸能人御用達!
→芸能人自身が持つ信頼や信用を使ったキャッチコピーです。
特に熱狂的なファンはこういう文言があると買わざるを得なくなりますね。・超大人気!みんなが持ってる、あの商品!
→こちらも「みんなが持っている」という安心感を持たせるのと、
「人気があって売れている」という事から「流行に乗り遅れたくない!」という
心理効果も併せて出しています。
この辺りのキャッチコピーは
楽天市場やアマゾンでも実際にやってる手法
ですので、ぜひあなたの紹介する商品に適した
バンドワゴン効果が狙えるキャッチコピーを探してみてください。
ソーシャルメディア(SNS)を利用したバンドワゴン効果
先ほどのお伝えした通り、
「バンドワゴン効果」の根底には“信頼”や“信用”、“安心”があります。
その中で、「人の多さ」というものは別に必須ではありません。
例えば、あなたの尊敬する人や両親、恩師、親友と、
その辺の飛び込みの営業の人を比較したら、
両親や親友の方が遥かにあなたにとって信頼が厚いと思います。
SNS、特にツイッターやフェイスブック、インスタグラムでもこれが言えます。
つまり、
SNSで知り合った人、仲間も
共通の趣味や目的を持った知り合いですので安心感や信用があるのです。
だからこそ、
ツイッターなどで流れてくる情報が
「あなたの友人からの情報」として捉えやすくなるのです。
そして、
そのツイッターの内容が「バンドワゴン効果」を生みそうな言葉であったら・・・?
知らず知らずのうちに
ツイートを受け取った方々は興味が湧いてきて、
商品に思わず手が伸びてしまったりするんですね。
特に、SNSは繋がりやすいのでそういった傾向がよく見られます。
しかもツイッターを例にすれば、
不特定多数に対して発言することができますし、
フォローやリツイ―トをすることで簡単に発言の拡散が出来ます。
面白いことや驚くような事なんかは
ものすごい勢いで拡散される「バズる」という現象も発生します。
正確には「バズマーケティング(バズる)」というモノですね。
そういう意味では、
SNSは非常に「使える」のです。
モチロン、依存はしない形で。
まとめ
今回の記事をまとめてみましょう。
- 数多くの人が行う事にならって、あなた自身もその行動を思わずしてしまう事を「バンドワゴン効果」と呼びます
- バンドワゴン効果の根底には信頼や信用、安心があるため、影響力が非常に強くなります
- バンドワゴン効果が狙えるキャッチコピーは強い販売効果を持ちます
- SNSで知り合った人、仲間も共通の趣味や目的を持った知り合いですので、安心感や信用があり、バンドワゴン効果を発揮する対象となります

今回は「バンドワゴン効果」についてお話させていただきました。
商品を売るときに関しては、この「バンドワゴン効果」は
非常に強い意味や効果を生むことが判明しています。
ですが、
ビジネスの方向性としては
「バンドワゴン効果」に乗ってはいけません。
つまり、
『他人がやっていることをあなた自身も真似してやってみる』
と言うことですから。
これはNGです。
2番煎じはあまり稼げませんからね・・・。
要は「使うタイミング」と「使う対象」だけ間違えなければ、
強力な武器となりますので、
その辺を忘れないでいただければ、
有効な使い方が出来ると思っています。
あなたのビジネスも「バンドワゴン効果」を利用して
加速させていきましょう!