
ツツジです。
今回の内容はこちら。
- FXスキャルピングの「勝つ方」に通じるエントリー方法を学べます
- レンジ相場とはどういったものかが分かります
- レンジ相場の見分け方を学べます
- エントリーすべきでないタイミングを知ることができます

今回は、

スキャルって、どのタイミングでエントリーしたら良いのかよく分かんないんだよね・・
という方のための記事となりますが、同時に、

チャートがぐわー!って動いた時に入れば良いんだよね?
と思っている方向けの記事ともなっています。
というのも、
後者の方の考え方は、かなりリスクの高い危険なエントリー方法だからです。
チャートが一気に上昇または下降する時(ブレイク)のエントリーは諸刃の剣です。
慣れている方なら良いですが、初心者の方がこのブレイク時にトレードをすると、火傷じゃ済まないレベルの損失を受けてしまう・・という事も少なくありません。
今回はそういった、「よくやりがちなエントリー時の判断ミス」を加味した“スキャルピングの勝ち方に通ずるエントリー”について、お話したいと思います。
では、いってみましょう。
結論:スキャルピングはレンジ相場の時が一番勝てる
まずは結論から。
この根拠をお話する前に、

レンジ相場って何・・?
という方がいるかも知れないので、先にレンジ相場について簡単に説明しますね。
そもそもレンジ相場(持ち合い相場)とは?
レンジ相場(持ち合い相場)とは?
・大きなトレンド(流行)が存在しない状態の相場
・一定の価格幅での上昇/下降を繰り返している
・全体の相場(チャート)の内、約7割がレンジ相場と言われている(残りの3割がトレンド相場)
具体的に画像で見るとこんな感じです。
この青枠で囲われた部分ですね(クリックで拡大できます)
それ以外の場所はトレンド相場と思って問題ありません。
※かなり極端な画像を使っているのでイメージとしては掴みやすいかなと思います。
加えて、見て分かる通り、相場は、
トレンド相場(上昇/下降)
↓
レンジ相場(持ち合い相場)
↓
トレンド相場(上昇/下降)
↓
レンジ相場(持ち合い相場)
↓
トレンド相場(上昇/下降)
・
・
・
といった形で、相場の継続期間に差異はありますが、基本は「トレンド相場とレンジ相場の繰り返し」で相場は成り立っているのです。
流石に、ずーっと相場が上がりっぱなしとか下がりっぱなしということはなく、感覚としてですが約7割が「レンジ相場」で、その合間を縫った残りの3割が「トレンド相場」となっている状況です。
この上下の価格幅がそこまでない相場の7割を占めるレンジ相場でスキャルピングは輝く、というわけですね。
さて。
レンジ相場がどういったものか分かった所で、話を戻しましょう。
スキャルピングは「レンジ相場」の時にエントリーするのが一番勝てる。その理由とは・・・。
具体的な理由としては、以下の通り。
①損失リスクを最小にできるため
②利益を積み立てると大きなトレンド相場(ブレイク時など)よりも利益が出る
それぞれ説明していきますね。
①損失リスクを最小にできるため
損失リスクとは、「損切りが発生する可能性」です。
レンジ相場であれば、そのリスクを最小化する事が可能です。
というのも、レンジ相場の特徴として挙げた、
「相場が一定の価格幅での上昇/下降を繰り返している」
このことから、万一、予想していたトレンド方向へ相場が動かなかったとしても、レンジ相場であれば、相場が反転して戻って来る可能性が高いのです。
また、さらに勝率を上げたければ必要に応じてナンピンを行うことで、損切りするタイミングを遅らせることも可能になる、という訳なのです。
ナンピンに関する情報は以下の記事に書かせていただいているので、ご参考までに。
②利益の積み立てると大きなトレンド相場(ブレイク時)よりも利益が出る
レンジ相場はそこまで大きな相場の動きはありませんが、それゆえに少額だとしても着実に利益を積み重ねることができます。
そして、その利益を積み重ねられるレンジ相場は、相場全体の期間の内、7割もあるのです。
この期間の長さを有効に使用することで、1回のブレイクで稼げる利益よりも遥かに多くの利益を生み出すことができる、という寸法なのです。
ここで一点問題があるとすれば、それは、
「何度もトレードを行う必要があること」だけです。
これはスキャルピングの手法上の問題でもあるので、どうしようもありませんが、これを少しでも許容できるのであれば、スキャルピングは最も早く稼げるトレード手法であると言う事ができるのです。
トレンド相場のブレイク時では稼げないの?

でも、トレンド相場のブレイク時の方がめっちゃ稼げそうだけど?
そう思う方は多いと思います。
これについて答えを言ってしまうと、
「稼げますが、リスクが高すぎる」
と言わざるを得ないのです。
なぜなら、“ブレイク時の動きは誰にも予想ができないから”です。
予想するにしても、ブレイクはいつ発生するか分からないし、発生は一瞬で、あっという間に終わります。
このブレイク中の超短時間で、エントリーや損切りポイントを考えたり、ブレイク時の投資家の心理を分析・判断したりするのは・・正直、現実的ではありません。
故に、ブレイク時の動きは「全く予想ができない」といっても差し支えないのです。
“運良く”エントリーした方向に相場が動いた場合は、かなりの利益を上げる事ができますが、そうでない場合は多大な損失を抱えてしまう可能性が高いわけですね。
ですが、これではギャンブルと変わりません。
そのようなリスクは抱えるべきではないのです。
だからこそ、私としても、私の学んだトレード手法としても、そのような「リスクあるエントリーはそもそも避けるべき」とルール化したりして、負ける可能性を最小限にしていたりします。
その辺りは以下の記事でもお伝えしていますので、ご覧くださいませ。
レンジ相場の見分け方は?
ここまでくると、

スキャルはレンジ相場で!っていうのは分かったけど、どうやってレンジ相場を見分けるの?
という疑問が当然、湧いてくると思います。
その判断方法。
それは「トレンド系のインジケーター」を使って見分けます。
※インジケーターの詳細については以下の記事を見てみてくださいね。
簡単に言ってしまうと、
・トレンドラインで現在のトレンドを把握しよう
※移動平均線を使えばより正確なトレンド状況を理解できます
この2つを押さえていれば、見間違えることはそうそうありません。
※「トレンドライン」と「移動平均線」の詳細は以下をご確認ください。
誰でもわかる見分け方を言ってしまうと、
・トレンドラインが「水平」に近ければ近いほどレンジ相場の状態に近い
・移動平均線が「水平」で、移動平均線とチャートが離れていなければいないほどレンジ相場の状態に近い
と思っていただければ分かりやすいです。
チャートに実際に移動平均線を表示させたり、トレンドラインを引いてみることで、
「しばらくはレンジ相場が続きそうだな」
というのが、徐々に分かってきますので、その点に関しては反復して覚えていけば良いと思います。
トレンドラインの引き方は手法によって若干異なりますが、基本的な役割については同じですので、以下の記事を参考にまずはその役割を理解することからはじめていきましょう。
もしそれで判断できない状況であれば、
【無理にエントリーする必要はありません】
この「判断できない」、「わからない」といった状況となった時は『待つこと』。
これもトレードでは“正しい投資判断”と言えますので。
焦ってエントリーをするのはダメ!という事ですね。
逆にエントリーすべきでないタイミングとは?
逆にエントリーしない方が良いというタイミングもモチロンあります。
具体的には以下の通り。
・トレンド相場が大きく動いている最中(つまりブレイク中の時)
・トレンドラインを引いている場合は、サポートラインやレジスタンスラインの近くになっている時
・ボリンジャーバンドであれば、2σ(シグマ)ラインに近くなっている時
もしかしたら、見る人から見たら、

せっかく、めっちゃ稼げるタイミングなのになんで?
と思うかも知れません。
以前の私もそう思っていました。
ですが、これは全ては
「損失リスクを最小化するため」
なんですね。
トレードで重要なのは「生き残って稼ぎ続けること」です。
そこを守らずに、一発で大きく稼ごうとすると大きな失敗に繋がります。
先ほどもお伝えしたブレイク中なんかは、
「稼げるかも!」
と思って、エントリーする人が非常に多いですよね。
ですが、よく考えずにエントリーしてしまうと、かなりの確率で大口投資家の養分となってしまうのです。
そうならないためにも、エントリーするタイミングはしっかりと絞り、レンジ相場で稼いでいきましょう。
まとめ
では、今回の記事をまとめてみましょう。
- レンジ相場(持ち合い相場)の特徴とは?
・大きなトレンド(流行)が存在しない状態の相場
・一定の価格幅での上昇/下降を繰り返している
・全体の相場(チャート)の内、約7割がレンジ相場と言われている(残りの3割がトレンド相場) - スキャルピングは「レンジ相場」の時にエントリーするのが一番勝てる。その理由とは。
①損失リスクを最小にできるため
②利益の積み立てると大きなトレンド相場(ブレイク時など)よりも利益が出る
※ただし何度もトレードを行う必要がある - トレンド相場のブレイク時は稼げるが、リスクが高すぎる
・ブレイク時の動きは誰にも予想できないというリスクがある - レンジ相場の見分け方
・トレンドラインで現在のトレンドを把握する
※移動平均線を使えば、より正確なトレンド状況を理解できます
・ラインの判断ができない時は無理にエントリーする必要なし - エントリーすべきでないタイミング
・トレンド相場が大きく動いている最中(ブレイク中)
・相場がサポートラインやレジスタンスラインの近くになっている時
・相場がボリンジャーバンド上で2σ(シグマ)ラインに近くなっている時

ちなみに今回のように投資やトレードに関する
「考え方」や「やり方」は
ネット上でも学べるし、
手に入れることができます。
ですが、投資をするのであればもう一つ
大きなハードルを超える必要があるんです。
それが、資金の問題。
特に最初の原資(元本・種銭)に関しては
必ず自分で用意する必要があります。
これがネックになってどうしても
投資に対して及び腰になっちゃう人が
あとを絶ちません。
でも、それって普通の感覚だと思うんです。
だって、はじめての投資で
10万円以上の大きなお金を動かすのって
正直怖いじゃないですか。
そもそもはじめてなんだから
上手くいくかも分からないですからね。
でも、その
「自分のお金を失うかも」
という不安を無くす方法があるんです。
それが
「ゼロから原資(種銭)を作る方法」
です。
その方法についてこちらで話してみました。
→ 投資の原資(元本)はどう用意する?ゼロから生み出す“種銭”創出術
もし、あなたが手持ちのお金を使わずに
「投資やトレードを行いたい!」
というのであれば、
最初の一歩として知っておくと
かなり精神的に助かると思いますので
よければ、見てみてくださいね。