
ツツジです。
今回の内容はこちら。
- スキャルピングを始めるのに運用資金がいくら必要か分かります
- 運用資金のリスクコントロールが学べます

今回はスキャルピングトレードの「運用資金」についてのお話です。
スキャルピングに限らず、デイトレでもスイングでも、期間は異なりますが「お金」を運用する事には変わりません。
であれば・・
・運用資金はどの程度にするか(何円?)
・どの様な運用方法で損失を回避するか
この辺りが肝となりますよね。

トレードは試してみたいけど、出来るだけ損はしたくないなぁ
という方は是非ご覧くださいませ。
スキャルピングを始める為に用意すべき運用資金はどれくらい?
結論から言うと、
『少なくとも10万円』は用意しましょう。
これが最低ラインですね。
理由は後述します。
『なくなったとしても生活に支障の出ない資金』で。
もしこの10万円がちょっと多いと感じるのであれば、アルバイトや仕事をして、その分の資金を地道に貯めていきましょう。
というのも、このトレードで使う運用資金は『なくなったとしても生活に支障の出ない資金』でなければならないからです。
生活がかかったお金を運用に回すと、どうしても、
・守りに入ってしまったり
・冷静な判断ができなかったり
そんな心理状況に陥りがちとなってしまうんです。
こういった精神状態でトレードをやると、遅から早かれ確実に損失の発生に耐えられなくなってしまいます。
※資金面というより、トレードを行うあなたの精神がツラくなってしまう、という事ですね。
ゆえに『生活に支障の出ない資金』でトレードは行い、攻めるところは大胆に攻め、冷静な判断が必要なところは慎重に行なっていきましょう、とお伝えしているわけです。
本音を言うと、運用資金は10万円どころか“あればあるだけ良い”のですが、流石にそれはハードルが高すぎるので(苦笑
スキャルピングトレード自体は数百円あれば出来ますが・・
スキャルピングは、トレードを“するだけ”なら数百円レベルからでも可能です。
ですが、その数百円程度の金額でスキャルピングをしても、
「利益がほぼ出ない、または出たとしても1回で数円」
という雀の涙的な利益となってしまうのです。
これでは全く費用対効果として釣り合いません。
※モチロン、あなたが定めたルールの確認や手法の検証であれば、数百円レベルのトレードにも意味がありますが。
だからこそ、最低でも10万円くらいの資金を用意しておき、レバレッジを掛けて1回のトレードで得られる金額を少しでも上げていく・・という訳ですね。
スキャルピングをする際にどの程度のレバレッジを掛けていくべきかという事に関しては、以下の記事を参照にして頂ければ分かりやすいと思います。
上記の記事で私が推奨するレバレッジは、“ある程度トレードに慣れてきた方”で10倍から15倍。
なので、10万円を元本とすると、レバレッジで100万円から150万円規模のトレードができるという事ですね。
これくらいの金額となると、1回のスキャルピングトレードで数百円レベルの利益は普通に上がります。
スキャルピングよりもバイトの方が稼げるのでは・・?
ここでもしかしたら、

一回のスキャルピングで数百円か・・バイトの方が稼げるじゃん
と思うかもしれません。
確かに、トレードを始めたばかりはそもそもの資金がそこまで大きく無い為、どうしても利益が低めとなってしまいます。
スキャルピングとはそういう手法ですので。
ですが、スキャルピングを行い続ける事で運用資金が徐々に増加していくため、必然的にレバレッジを掛けた後の金額も引き上がり、徐々に利益が増大していくのです。
モチロン、この大前提として、正しく相場を判断できるルールや手法が必要となりますが。
有用なルールは以下の記事をご参考に。
なお、先日ご紹介したナンピンも同様で、
相場状況を正確に判断した上で、相場の反転(リバウンド)が発生する可能性が高いと結論付けた上で行う手法です。
こちらは相場の反転(リバウンド)次第では、数千円~数万円単位の利益が上がるので、しっかりと見定めて実行していきましょう。
運用資金のリスクコントロール
次に、
「準備した10万円を増やしていくのにはどの様なリスクコントロールしていくべきか」という点ですね。
考え方としては以下の通り。
①損失が発生しないように慎重にエントリー判断をする
②初心者は最低単位(100円レベル)のトレードで慣れる事を最優先とする
③細かく利確していく
④慣れてきたら複利で回す
そもそもトレードの運用資金は、「なくなっても生活に支障の出ない資金」で行っている訳ですから、本来であれば、
「運用資金を全て使ってハイレバレッジで一発勝負!」
とかも出来ますが、
トレードで利益を継続的に上げていくのであれば、1度のトレードで即死級のダメージを受けるのは絶対にしてはいけません。
このハイレバレッジでの一発勝負は一見、
「デッドオワアライブ」
なので、確率は五分五分のように視えますが、長期的に見たら確実に破滅するパターンです。
要するに、
「デッドオワデッド」
です。
「お前はもう、死んでいる」状態なのです(古いですね;
なので、
「一発でどうにか儲けよう」
という考えは完全に捨てて下さいね
では、運用資金のリスクコントロールについて個別に見ていきましょう。
①損失が発生しないように慎重にエントリー判断をする
エントリー判断は必ず定めたルールに従った形で判断していきましょう。
これは絶対です。
これがもし、あなたがチャートを開いた直後に相場がブレイクしていたとしても、です。
むしろ、そういう時こそ冷静にスルーしなければなりません。
これを「勿体無い!」と感じるかもしれませんが、大きさの違いこそあれ、ブレイクなんて毎日の様に発生しているので、全く気にする必要はありません。
むしろ、状況把握が出来ていない状態で焦ってエントリーする方がよっぽど危険です。
確実にリスクを減らした上で攻めていきましょう。
②初心者は最低単位(100円レベル)のトレードで慣れる事を最優先とする
初心者の方はどうしても、
「早く稼ぎたい!」
「稼いで脱サラしてやる!」
といった感じでガッついてしまいがちですが、そこは落ち着いて、まずは「そこそこ勝てる」状態まで慣れるのが最優先です。
過去の私もそうだったんですが、自分だけで初めてトレードした時はめっちゃ緊張したものです。
手が震えたり、損をするかもとドキドキしたり、損失が出たりすると胸焼けしたり・・・。
これは運用資金が上がれば上がるほど強く出る傾向にあります(モチロン、人に寄りますが)
初心者の方、特に初めたばかりの慣れない頃はその精神的なダメージを最小限にする必要があるので、最低単位(100円レベル)でトレードを行い、チャートの動きやルールの確認をしていきましょう。
稼ぐのはその先いくらでも出来ますので。
③細かく利確していく
スキャルピングトレードであれば当然なのですが、利確は迅速に、細かく行なっていきましょう。
極端な事を言うと、
『100円でも利益が出たのであれば、即座に利確』
です。
その後にグイグイ利益が出そうだとしても、です。
ここで重要な考え方としては、100円という利益は“既に確実に発生している”利益であり、その後に“発生するであろう”利益は、まだ未確定な訳です。
その「未確定な利益」を追い求め、目の前にある「確実に得られる利益」を捨てるというのは、スキャルピングの手法的な意味でも本末転倒です。
そこは幻の利益を追わずに確実に得られる利益を得ていきましょう。
その積み重ねが大きな富を築くのです。
④慣れてきたら複利で回す
ある程度、スキャルピングに慣れてきた方は、そのルール・手法を変化させずに少しずつでいいので、エントリーのロット数を増やしていきましょう。
ロットに関しては以下の記事を見ていただければ十分理解できると思いますので、よくわからない方は見てみてくださいね。、
モチロンここでも、いきなりロット数を増やしすぎるのは危険です。
今まで最低ロット・・例えば、今までは0.001ロット(2019年10月19日時点ですと約900円)だったのにも関わらず、慣れてきた勢いでいきなり0.1ロット(約9万円)にする、とかですね。
一足飛びなやり方はNGです。
何事も、段階を踏んでいくことで人は慣れていき、成長していきますので。
先程のロットを例にするなら、0.001ロットだったら0.003ロットとか、本当に少しずつでいいので負荷を増やしつつ、自身を慣らしていきましょう。
慣れてくれば、例えば私であれば0.5~0.75ロット(約45万~60万)、私のトレードの先生なら1ロット以上(約90万以上)という風に、比較的大きな運用資金でスキャルピングを行うことが出来るようになります。
この水準まで来ると、利益は急速に高まりますし、増えた分だけ資金的な余裕も出来るので、精神的にもちょっと気が楽になってきます。
そして慣れていった結果、
所持している運用資金を全て回せるようになれば、凄まじい勢いで「利益が利益を生むような状況」つまり『複利』の環境を作り出すことが出来るようになります。
このレベルに慣れば、もうお金に困ることはなくなると言えますね。
私もまだこの域には達してはいませんが、最終的にはそのレベルまでいきたいなと思っています。
まとめ
では、今回の記事をまとめてみましょう。
- スキャルピングトレードを始めるのなら、少なくとも10万円の運用資金は用意すること
- なくなったとしても生活に支障の出ない資金を運用に使うこと
- 運用資金が少なすぎると利益がほとんど出ません
- トレードの練習や検証、ルール確認は最小の単位(数百円)でトレードを行うこと
- 数百円の利益でも積み重ねる事で、大きな富となる
- 運用資金のリスクコントロールの基本は
①損失が発生しないように慎重にエントリー判断をする
②初心者は最低単位(数百円)のトレードで慣れる事を最優先とする
③細かく利確していく
④慣れてきたら複利で回す - 一発で儲けようと考えては駄目
- トレードで必要なことは損失に繋がるリスクを限りなく減らしていき、それでもいけると判断した時にだけトレードを行うこと

ちなみに今回のように投資やトレードに関する
「考え方」や「やり方」は
ネット上でも学べるし、
手に入れることができます。
ですが、投資をするのであればもう一つ
大きなハードルを超える必要があるんです。
それが、資金の問題。
特に最初の原資(元本・種銭)に関しては
必ず自分で用意する必要があります。
これがネックになってどうしても
投資に対して及び腰になっちゃう人が
あとを絶ちません。
でも、それって普通の感覚だと思うんです。
だって、はじめての投資で
10万円以上の大きなお金を動かすのって
正直怖いじゃないですか。
そもそもはじめてなんだから
上手くいくかも分からないですからね。
でも、その
「自分のお金を失うかも」
という不安を無くす方法があるんです。
それが
「ゼロから原資(種銭)を作る方法」
です。
その方法についてこちらで話してみました。
→ 投資の原資(元本)はどう用意する?ゼロから生み出す“種銭”創出術
もし、あなたが手持ちのお金を使わずに
「投資やトレードを行いたい!」
というのであれば、
最初の一歩として知っておくと
かなり精神的に助かると思いますので
よければ、見てみてくださいね。