【書評・感想】moto氏『転職と副業のかけ算』は、ただの転職推奨本ではない

ツツジツツジ

ツツジです。
今回の記事で学べる内容はこちらとなります。

この記事で学べること!
  • moto氏の『転職と副業のかけ算』の感想・書評を読むことが出来ます
  • ツツジが感じた『転職と副業のかけ算』の本質を知ることが出来ます

では、どうぞ~。

今日もありがとうございます。

本書を手に取る方の多くは、

「今の会社からはやく転職したい・・・けど、転職するのは不安」

「ぁ~・・・もっと給料が欲しい。どうすればいいんだろ?」

「退職のタイミングっていつがいいのかなぁ」

「副業で稼ぐって・・・具体的にどうやって?」

という悩みや不安を解決するために、

moto氏の知見を学びたいと思い、

本書を購入したり、購入を検討したりしていると思います。

 

その判断は確かに「正しい」です。

 

事実、その方法が具体的かつ明瞭に本書には書かれています。

転職の効果的なアピール方法や年収の上げ方、具体的な副業の方法・・・などなど。

まさに役に立つ情報ばかりです。

それは間違いありません。

 

ですが、

 

それは、

 

本書の“表面的な部分(メリット)だけ”を捉えているに過ぎません。

 

それはどういうことか。

 

表面的ではない、本書の本質とは一体何なのか。

 

 

 

その答えは・・・

 

 

 

【マーケティング】です。

 

私はこのmoto氏の『転職と副業のかけ算』を読み、その中で丁寧かつ具体的に、その緻密なマーケティング手法が散りばめられていると感じました。

 

今回は、本書で語られるmoto氏の「とにかくお金を稼ぎたい」という素直な欲求と、その手段として使用されたマーケティング手法について、私なりの考えを交えながらお話したいと思います。

では、どうぞ。

「安定」の定義とマーケティング

私自身も強く同意しているのが、今の時代における「安定」の定義です。

これは間違いなく、大企業に入社するということではなく、

「ナニモノにも依存しないで稼げる、個人の力を持つこと」

これが安定を生む、最も現実的な方法であると言い切ることが出来ます。

世間的に見ても、これはもう疑いようのない事実であり、本書でも語られている通りです。

 

であれば。

そのような「稼げる個人の力」を“身に着けていくこと”がこれからの社会を生き抜く必須スキルとなると言えます。

 

では、そもそも「稼げる個人の力」とは一体何かというと、

これは、

社会で『今』、求められる力

を指します。

 

ここで重要なのが『今』というキーワード。

この『今』をキチンと「把握する」こと。

これがすなわちマーケティングであると、本書から学び取ることが出来ます。

 

この『今』をマーケティング視点でしっかり見定めてから転職している方は、

「『今』求められる力」を転職先で身に付けられる訳ですから、

市場からの評価である「市場価値」がそのまま自身に乗っかり、

その知見やスキルが年収に反映されるのです。

 

あなたが何か行動を起こす際には、

関係する人・会社・業界をマーケティング視点・・・

具体的には、以下のようなことを考えるクセを付けていくことで、

「『今』求められる力」が何かを判断できる【マーケティング】の視点を身につけていくことが出来ます。

・相手が何を最も求めているのか?

・相手の目的は?

・相手の強みは?

・相手の弱みは?

・相手は何に困っているのか?

・上記のことに対して自分が提供できる価値は何か?

この視点があれば、『今』稼げる個人の力とは何かを把握することができ、転職先の選定や将来的な年収のアップが見込める訳ですね。

これらは本書に書かれたmoto氏の経歴を見ても垣間見ることが出来ます。

「ポケモン」から始まるmoto氏のマーケティング

現在では本業年収1000万+副業年収4000万に達するmoto氏にも、

当然子供時代があり、当時からその家庭環境の影響で子供ながらに「お金が欲しい」という強い意識を抱いていました。

そんなmoto氏の最初の「商売」と言えるのが「希少ポケモンの売却」です。

 

ポケモンを知る方であれば有名な話ですが、

ポケモンはストーリーを進める上で一番最初に、

3匹の異なったポケモンの内、1匹のポケモンを選択することになります。

しかも、選ばなかった2匹のポケモンは物語上、絶対に手に入らないという、ある意味では「構造上の欠陥」に近いゲームの仕様を、moto氏は幼いながらも利用した訳です。

つまり、

「3匹のポケモンを仲間にしては、その手に入らないポケモンを欲しがる友人に売り、ゲームをリセットして、またそのポケモンを仲間にして売る」

という形でお金を稼いでいたわけです。

私も丁度moto氏とさほど変わらない30代なので分かるのですが・・・

よく「売る」という発想が生まれたなと(笑

 

この、誰でも思い付きそうな事を実行するには実はハードルが存在します。

そのハードルとは、ポケモンのデータが、

「1本のゲームカセットで1つしか作れない仕様」

となっているため、他のポケモン(例えば赤緑で言えばゼニガメやフシギダネ、ヒトカゲ)を得るためには、

「誰かが自分のセーブデータを消す」か、

「ゲームを買ったばかりの人を探す」か、

「もう一本買う」か、

という選択肢しか取れず、どの選択肢も小学生では実行が困難だった為、全てのポケモンを揃えるのは至難の業だったのです。

・・・っとこれは蛇足ですね。

 

ともあれ。

子供ながらにそこに需要が存在するという事に気づけている時点で、マーケット思考の素養はあったと言えるでしょう。

モチロン、このポケモンに限らず、

ゲームの空箱から価値を上乗せして利益を得たり、

ゲームの転売から「需要供給のバランスが崩れている=利益が出る」という事を理解したり、

RMT(リアルマネートレード)による労働対効果の追求をしたり・・・。

moto氏の家庭環境もそうですが、貪欲にお金を稼ごうとする行動力が、知らずしらずのうちに、moto氏のマーケティング力のベースを作り上げ、引き上げていたことがよく分かりますね。

マーケティング力の開花

moto氏のマーケティング力が花開いたのは、学生時代。

生徒会長になるために行ったトップアプローチ戦略。

この、

「誰が一番、ある事に対して影響力(裁量権)を持つか」

というピンポイントな戦略は非常に効果が高いものでした。

これは今でも普通に使える手法だと思います。

具体的には、ことわざの「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ 」に近いイメージですね。

目的(将)を達成するためにはまず影響力の強い者(馬)を説得するので。

この時、恐らくmoto氏は以下のマーケティング思考を対象となる短大に当てはめたと思います。

 

・相手は? ⇒短大

・相手が何を最も求めているのか? ⇒男子学生の入学という実績

・相手の目的は? ⇒共学の短大としての存在感を出すこと

・相手の強みは? ⇒共学にしたばかりで男子の入学金が安い

・相手の弱みは? ⇒男子生徒が来る利点が少ない

・相手は何に困っているのか? ⇒99%が女子生徒であり、共学にした利点が活かされていない

・上記のことに対して自分が提供できる価値は何か? ⇒数少ない男子学生である自分が生徒会長になって広告塔となり、男子生徒を集める

 

上記はツツジが勝手に予想した内容ですが、moto氏も短大が抱えているであろう問題を数多く上げ、その中でも最も問題視されている、

「共学なのに男性生徒がメッチャ少ないという、短大としての存在意義を問われる死活問題」

これに活路を見出すという、短大側としては非常に魅力的なメリットを提示できたからこそ、教授を始めとした影響力のある方の協力を得られたのです。

ここで重要なのは、

その短大の問題点を的確に把握する観察力、

そしてその問題を解決した時に短大側が得られるメリットの大きさを理解し、それを実際に実行に移した「行動力」だと言えます。

素直に凄いと思うのと同時に、敵に回すと怖いタイプだと感じました(苦笑

 

人は「頭の中で考えること」なら誰でも出来ます。

ですが、それを実体験として行動に移すのは、そう簡単なことではありません。

というか、普通は無理だといって諦めます。

そのハードルを越え、行動に移し、結果を出しているという事実。

しかもそれを、短大ではあるものの学生時代ですでに経験しているのは、moto氏にとって非常に大きなターニングポイントになったのではないかと推察します。

 

ですが、ちょっと気になるのは・・・・そこまでmoto氏を追い立てたモノです・・・。

本書では触れていませんが、この生徒会長になる時だけ「お金」が理由じゃなく、

「学内における自分のポジションを確保したい」

という理由なのです。

これが少々気になります。

あそこまで「お金が欲しい」と言っていたmoto氏の一貫性が、「ここだけ」崩れているんですね。

また別の「問題」なのではないかなと思うのですが・・・それは触れないでおきましょうか。

ブログを書き始めた本当の理由もそこにあるのではないかなと思っているので。

あくまでも想像ですけどねw

就活で学ぶ自身を商品化する営業スキル

受け身でテンプレな回答が溢れる昨今の就活面談。

ですがここでも、moto氏の戦略(マーケティング)は実に相手の心をつかんでいます。

私も会社にいた頃は幾度となく面接官を経験しましたが、

moto氏が行ったような「プレゼン資料」や「改善提案」をするような就活生は実際ほとんど居ません。

やろうと思えば誰でも出来るし、そこまで難しくないのに、

「就職活動の面接とはこういうものだ」

という固定概念に囚われすぎているという感じです。

やればそれだけで・・・極端な話、上位5%に入れるくらいの差別化が出来ると思いますので、就活生に限らず転職をする全ての方にオススメできる手法なのに・・・。

しかも、特に面接官なんかは面接慣れしているので、普通のありきたりな面接には興味なんて湧かないのです。本当に。

moto氏はこの辺りの面接官の感情や心理についても的確に把握して、

プレゼン資料のアップデートをしつつ、業界のニーズを探るABテストをやっていたという豪胆さを持ち合わせていた訳です。

この時点で、企業の将来を見越した提案力や先見性、社会のニーズを的確に捉えるマーケティング能力が他の一般の就活生の比ではなかったことがうかがえますね。

故に大企業から内定が取れる、と。

まさに納得の理由です。

転職という名のマーケティングによる年収のかけ算

転職で最初にやるべきことは、本書でも書かれている通り、

『今』の自分自身の市場価値を正確に把握すること。

かけ算の元となる「あなたの市場価値」がキチンと分からなければ、これからどうすべきかの判断もしようがありません。

もし、自分の市場価値が分からなければ、転職エージェントにヒアリングしたり、

マーケティングの視点から業界内で「今」求められている人材とその年収額を調査するのも有効であると本書ではご紹介しています。

 

特に客観的に自分を評価できる「自分の商品化」や「自分株式会社」の視点は非常に参考になります。

このように、自分自身の強みや弱み、自分という商品、自分という株式会社を客観的に捉えることで、

自分自身を迎えることによって得られるベネフィットを相手にわかりやすく伝え、イメージさせることが出来るのです。

まさしく、これは完全にマーケティングの領域です。

そもそも自分自身を売り込むのが転職ですからね。

当然といえば当然ですが。

 

そして、そのようなマーケティングを可能にしているのは、

圧倒的な「行動力」であり、本書で言うところの「掛け算」の部分なのです。

つまり、こんな感じですね。

転職・・・・誰にでも実施可能。知見やスキルを蓄積できる

掛ける・・・自身の価値を正確に把握し、適切なマーケティング調査を行った上で行動する(軸ずらし)

副業・・・・誰にでも実施可能。知見やスキルを蓄積できる

どの要素が不足しても、年収は上がらないし、市場価値も上がりません。

ですが、

逆にここまで明確化が出来ているのであれば、やるべきことは決まっています。

そう。

不足している要素(スキルや知見、行動力など)を特定して、一つ一つを丁寧に積み重ね、市場価値を高める方向にキチンとつなげていけばいいのです。

それこそが、今の時代のサラリーマンの生きる術のだと言えるのです。

本書を読んで

今回の感想の中では、主にmoto氏のマーケティングについて軽く触れた程度に過ぎません。

特に具体的な転職術や副業での稼ぎ方についてはクローズアップしませんでしたが、本書の中では非常に詳しく紹介されています。

その具体的な手法については、ぜひ本書を手にとってあなた自身に落とし込み、血肉にするまで読み込んでみてください。

あなたの年収は、まだまだ伸びる可能性に満ち溢れているのです。

これからのあなたの未来を変えるために、『今』一歩でも前に行動することで、moto氏のように年収がぐっと上がるのも夢ではないことを、本書から学び取っていただければ幸いです。

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今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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では、また次回に。
ツツジ

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