
ツツジです。
今回の記事で学べる内容はこちらとなります。
・仮想通貨における「ロット」の意味を把握できるようになります。
・ロットを意識した「ナンピンのコントロール」方法を理解することが出来ます。
では、どうぞ。
ビットコインを始めとした仮想通貨でトレードを行う場合、エントリーするタイミングも重要なのですが、それと同じくらい重要なことがあります。
それは「どれくらいの量」を売買するのか、という点です。
エントリータイミングが分かっても、
「どれくらいの数量を買うべきか、または売るべきか」
という事を事前にわかっていないと、そこで悩む時間が発生してしまいます。
その時間のロスにより、絶好のエントリータイミングを自ら手放してしまう・・・という残念な結果に繋がってしまう可能性があるのです。
ゆえに、「どれくらいの量」ということについては、事前にしっかりと把握しておく必要があるのです。
ということで、今回は「仮想通貨における“量”、つまりロットの考え方」を中心にお話していきたいと思います。
では、はじめていきましょう。
「ロット(Lot)」とは
「ロット(Lot)」とは、FXや仮想通貨における「数量の単位」を示した言葉です。
考え方で言えば、工場とかでも使われる“12個入りの「ダース」”といった「数量の単位」と同じと考えて問題ありません。
ですが、「ダース」そのものとは少々異なりますので、混同しないように注意しておきましょう。
ロットの使い方としては、1ロット、2ロット、5ロット、10ロットといった風にカウントするのが一般的です。
仮想通貨やFXであれば、1ロットをさらに細かく分割した、0.1ロット、0.25ロット、0.5ロット、0.75ロットといった形で表現することもあります。
では、ロットの計算方法について具体的に見ていきましょう。
ロットの計算方法
例えば、わかりやすい例としてビットコインを使うと、
1ロット=1ビットコイン(BTC)
という考え方です。
2019年06月25日現在の1ビットコイン(BTC)の価格は約94万円なので、わかりやすく、100万円としましょう。
つまり、
1ロット=1ビットコイン(BTC)= 100万円
ということですね。
2ロット、5ロット、10ロットとなると、これを単純に掛け算していけばよいのです。
2ロット= 2ビットコイン(BTC)= 100万円 x2 = 200万円
5ロット= 5ビットコイン(BTC)= 100万円 x5 = 500万円
10ロット=10ビットコイン(BTC)= 100万円 x10 = 1000万円
といった感じですね。
これは細かく分割した場合も同じです。
0.1ロット =0.1ビットコイン(BTC) = 100万円 x0.1 = 10万円
0.25ロット=0.25ビットコイン(BTC)= 100万円 x0.25 = 25万円
0.5ロット =0.5ビットコイン(BTC) = 100万円 x0.5 = 50万円
0.75ロット=0.75ビットコイン(BTC)= 100万円 x0.75 = 75万円
このように変換できるわけです。
パっと暗算するのが苦手な方は、エクセルなどで計算式を作っておくと楽チンです。
そこまで難しく考えずに、「ざっくりこれくらいかな?」というのを把握できるようであれば良いと思います。
レバレッジを用いたロットとナンピンコントロール
bitFlyer(ビットフライヤー)を中心とした日本の仮想通貨取引所では、レバレッジが最大4倍となりました。
そのため、あなたの資金の4倍までが日本における最大資金となります。
私が推奨するBitMEXは海外の取引所なので、最大で手持ち資金の100倍までのレバレッジが可能です。
流石にそこまでのレバレッジはリスクが高いのでやりませんが、状況次第では10倍程度までは普通にレバレッジを掛けていきます。
そういった時、どのようにしてロットをコントロールしていくか、これが問題ですよね。
その点についてお話していきましょう。
※2020年5月2日追記
2020年5月1日以降、BitMEXは日本からのアクセスを制限しています。
ツツジとしては『BitMEXに代わる取引所』として、
bybit
こちらが現状において最もBitMEXに近い取引所と言えますので、推奨しています。
【BitMEX終了(仮)】ビットメックス利用者は確認必須!気になる方は【5/1 00:00】までに国内取引所へ出金指示を
重要なのは以下の点です。
①損切りをするラインを明確にしておく(価格に対して2%以上の変動があった場合は即時、損切りを行なう)
②エントリー価格から損切する金額までの差額を明確にしておく
③レバレッジを設定しておく(日本を想定してレバレッジは4倍とします)
④手持ち資金とレバレッジを掛けた総資金を割り出し、その総資金の半分を10分割します(ロットの分割ですね)
⑤その分割した資金を「エントリー価格から損切する金額までの間にバランスよく配分」していきます。
⑥残っている総資金の半分については、残しておくか、キリの良い金額時(1万とか5千とか)に適宜追加していきます。また後半の追加になるほど金額を手厚くしていきます。
上記のような手法を一般的には「ナンピン」というのですが、これをきちんと理解して行なうと、非常に効果的に利益を生むことが出来ます。
モチロン、『下手なナンピン、スカンピン』とよく言われるように、何も考えずにナンピンをしていったら確実に破滅しますのでご注意ください(苦笑
今回紹介した「ロット」が関わってくるのは、④、⑤、⑥ですね。
この部分を中心にお伝えしましょう。
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